将棋の奥深さと楽しさを知ろう!【将棋一番星】
プロ棋士

プロ棋士になる方法

将棋に限らず、「プロ」として競技で活動する為にはアマチュアよりも秀でた能力を周囲に承認されなければならないものです。そしてプロ棋士になる過程では、プロ志望者との切磋琢磨が求められ篩い落とされてしまうことも珍しくないのです。ここではプロ棋士となるための方法について紹介していきます。

プロ棋士になる方法〜将棋のプロになるための狭き門とは

将棋・囲碁などのゲームや野球・サッカーなどのスポーツといった競技で生計を立てるプロは、アマチュアとは一線を画す技量やパフォーマンスを発揮し観衆の憧れの的となっています。

将棋界を牽引する役割を果たすプロ棋士になるためにはどうすればいいのでしょうか?

プロになるための二つの方法

一口にプロと言っても、宣言したその日からなれる場合もあれば選抜試験を受け合格しなければなれない場合もあります。プロ棋士は後者に当たり、厳しい試験をパスしなければなれないのです。

そしてプロ棋士になるためには、二つの方法のどちらかを選択しなければならないのです。

奨励会に入会する

プロ棋士を志望する場合、日本将棋連盟が主宰する東西の「新進棋士奨励会」に入会するというのが主流の方法となっています。奨励会に入会する為には連盟正会員である四段以上のプロ棋士から推薦を受けた上で入会試験を受けなければなりません。

また連盟が主催する小中学生向けのアマチュア大会で好成績を収めている場合、プロ棋士からの推薦が免除されます。また、連盟主催のアマチュア大会で優勝しプロ棋士の推薦を受けたアマチュア棋士は三段リーグに参加できる三段編入制度が設けられています。

奨励会の厳しさとは?

「奨励会に入ってしまえば必ずプロの道が約束される」という甘い考えは通用しないのが奨励会、ひいては将棋界の厳しさと言えます。奨励会には年齢制限があり、満23歳の誕生日までに初段、満26歳の誕生日までに四段に昇格できなければ退会処分となります。

ただし、四段への昇格が掛かった三段リーグで勝ち越しできれば最高で満29歳の三段リーグ終了時点まで所属が延長されます。四段への昇格条件は「年2回の三段リーグで1位か2位になること」となっているため、毎年四人分しか席が開いていない狭き門となっているのです。

三段編入制度を利用した場合、最長4期(2年間)奨励会に在籍できることになっているため、勝ち越しても延長は受けられないことになっています。

アマチュアからプロに編入する

奨励会を使わないもう一つのプロになる方法が、「プロ編入制度」を利用することです。これは10勝以上、勝率6割5分以上という規定を満たす好成績を収めプロ棋士からの推薦を受けたアマチュア棋士が、プロ棋士相手に対局し5対局中3勝できればプロ棋士に昇格できる制度です。

2005年に当時アマチュア棋士だった瀬川晶司四段のプロ編入の嘆願書を連盟に提出し、編入試験を突破したことから制度化されました。アマチュアから奨励会を経ないでプロ棋士になった例は1944年の花村元司九段以来の快挙と言えます。奨励会と違い、年齢制限はないのが特徴ですが奨励会入りするよりも条件が厳しいと言えます。

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