将棋の奥深さと楽しさを知ろう!【将棋一番星】
金将

金将

将棋は動きの違う8種類の駒を巧みに操り、「相手の王を詰める」という目的を達成するゲームです。8種類の駒の中でも、金将は攻撃にも防御にも活躍するオールラウンダーな動きを持ち、盤上をかき混ぜる心強い働きをしてくれます。ここでは金将の動き方や使いどころなどについて解説していきます。

金将〜守りの要・金

将棋の対局において重要なのは、攻撃と防御を分けることなく一つの流れの中で行う「攻防一体」を常に意識し実行し続けることです。

つまり、状況に応じて攻撃と防御を同時に行える一手を打つことが勝利を引き寄せるのです。そして、攻防一体の流れを作る駒なのが金将です。

金将の動き

金将は前・後・左・右・左斜め前・右斜め前の6方向に1マスずつ動くことが出来ます。

初期状態で現在位置の真後ろに進めるのは王将・金将・飛車の三種類だけで、1マスずつ動ける駒の中では王将に次ぐ機動性の高さを持つ駒といえます。

金将の動きは、成り駒の動きそのものであるためか王将と同じく敵陣に侵入しても成ることが出来ないのが最大の欠点と言えます。

しかし、前方への移動だけでなく後退も出来るため盤上では攻撃にも防御にも活用できる強みを持っています。

使いどころは…?

金将は王将と同じく成ることの出来ない駒です。つまり、敵陣へ突進しても見返りが薄く取られる危険性が高まる一方と言えます。そのため、実際の対局では王将の防御を固める役割に振り分けられることが多いようです。

しかし、成り駒の多くが金将に順ずる動きに変わることを踏まえると、防御だけでなく攻撃にも適していると考えられます。つまり相手に取られる恐れが少ない状況であれば金将も攻撃に参加させるのが適切な使いどころであると結論して良いでしょう。

金将と銀将の用途の違い

金将は銀将と比較されることの多い駒です。駒の配置位置や動き方が似ていること、名称が金・銀と対になっていることなどが理由といえます。そして実際の対局では、金将・銀将それぞれに違う役割を持たされていることがほとんどです。

金将の場合、攻撃も防御もこなせる動きを持ちながら防御専門、金将に比べると動きがやや鈍い銀将が攻撃の要所となっています。これは、金将・銀将の配置位置や動きが理由になっています。金将は王将に隣接し、銀将は金将の左右に配置されています。そして、金将は左右に移動できますが銀将は左右移動が出来ず、一旦前進してから後ろ斜め移動しなければなりません。

つまり、銀将を守りに回すと金将より一手多く掛かることになります。そして将棋における防御は、「隙間なく王将を囲い込む」ことが基本となるので、王将に隣接している金将の方が有利となります。つまり、金将と銀将の用途の違いは配置と動きに左右されているものと言えます。

しかし、金将と銀将の役割分担は将棋における定石となっているため、相手に手の内を読まれやすいというのも事実です。実力がつけば状況に応じて臨機応変に駒の役割を変えることが出来るようになりますが、最初のうちは金将で防御を固めておくのが好手といえます。

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