将棋の奥深さと楽しさを知ろう!【将棋一番星】
ルール

ルール

将棋のルールは大雑把に言ってしまえば「順番に駒を動かして相手の王将を取れば勝ち」と言うシンプルなものです。しかし、実際には多くの複雑なルールが定められており初心者への門戸を狭める結果に繋がっているものといえます。ここでは将棋のルールについて紹介していきます。

王手・詰み・千日手…対局の規則

ゲームやスポーツの面白さというものは、「所定のルールに従って工夫を重ねる」ことによって生み出されているといえます。

つまり、スポーツやゲームはルールがあるからこそ面白いのです。将棋においてはどのようなルールがあるのでしょうか?

基本のルールを再確認

将棋は縦9マス・横9マスの広さを持つ盤面上で全20枚の駒を対局の前に決めた順番通りに動かして、相手の王将(玉将)を取り合うゲームです。

駒を動かす順番は、事前に駒振りで決めておきます。駒ごとに定められた動きに従って駒を動かし、移動先にある相手の駒を取って自分に有利な状況を作りながらゲームを進行させます。相手の玉将が完全に逃げられない状況になったとき「詰み」となり、勝敗が決まります。

将棋最大の特徴「持ち駒」

将棋はチェスなどと同じく古代インド発祥のチャトランガをルーツとする盤上遊戯ですが、将棋にしか見られない独自のルールがあります。それが「持ち駒」です。

持ち駒は、取った相手の駒を自分の駒として利用することが出来るルールで、相手に取られた自分の駒を取り返して再利用することもできます。持ち駒を打てる場所は、前進することが出来ない相手陣地の一番奥の段以外であればどこにでも打てます。

駒がパワーアップする「成る」

動かした駒が縦三マスの敵陣地に侵入すると「成る」によって昇格することが出来ます。チェスでは歩兵に相当するポーンだけが「プロモーション」によって昇格できますが、将棋では王将・金将以外の駒が成ることが出来ます。

成った駒の多くは金将と同じ動きが出来るようになりますが、香車や桂馬のように元々の動きが出来なくなってしまう駒もあるので注意しなければなりません。また、敵陣地に侵入しても成らないまま運用することも認められています。

将棋における三大反則とは?

勝敗にこだわる余り、ルールを破ってでも勝とうとする人は少なくないものです。しかし、ルールの中で明文化された反則を行うことは勝利ではなく敗北にしか繋がらないものなのです。将棋における三大反則について解説します。

二歩

二歩は「同じ縦列に二つ以上の成っていない歩兵を置いてはいけない」というルールで、二歩を行った時点で反則負けになります。二歩が認められていると防御が強くなりすぎて対局の遅延化を招くというのが原因です。

打ち歩詰め

打ち歩詰めは「相手の王将を持ち駒の歩兵で詰めてはいけない」というルールです。持ち駒は敵陣地最奥でなければどこにでも打てますが、相手の王将の前に突然打って詰みにするのは公平に欠けるやり方と言えます。ただし持ち駒で王手を掛ける「突き歩詰め」は反則ではありません。

行き場のない駒打ち

盤面の構造上、それ以上直進できない敵陣地最奥まで進むと駒は横か後ろに進むしか出来なくなります。歩兵・香車・桂馬の三種類の駒は成らないまま敵陣地最奥まで前進すると反則になってしまいます。この場合、最奥まで前進した後は必ず成ることで反則を回避することになります。

千日手とは?

実際の対局では戦法や実力などの要素が絡み合って、同じ駒の動きを繰り返す局面が出てくる場合があります。このように同じ駒の動きが四回以上繰り返される状態を「千日手」と言います。千日手が発生すると対局のやり直しや反則負けなどの処置を取ることになります。

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