将棋の奥深さと楽しさを知ろう!【将棋一番星】
将棋歴史

歴史

将棋の日本における歴史は奈良時代以前にまで遡ることが出来るといわれています。そして日本伝来以前に遡れば、西洋のチェスと同じ起源に行き着くことが分かっています。ここでは、将棋はどのような歴史を辿って現在の発展に至ったのかについて紹介していきます。

将棋の歴史〜将棋の始まりは古代インドにあり?

将棋は日本に深く根付いた娯楽の代表格と言えます。

しかし、そこまでの地位を築くには多くの先人の努力が関わってきたものといえます。将棋はどのような歴史を刻んできたのでしょうか。

起源を辿る

将棋の起源は、紀元前の古代インドで発明された「チャトランガ」という盤上遊戯であると言われています。チャトランガは8×8=64マスの盤面で王・象・馬・車・兵の五種の駒で行うゲームで、「四人制」「サイコロの数に応じて駒を動かす」など独自のルールを備えていたことが分かっています。

その後二人制のゲームとしてルールが変更されたチャトランガが輸出され、チェスや将棋の原型になっていったようです。つまり、チェスと将棋は同じルーツを持っていることは歴史的にも明らかなのです。

日本への伝来

将棋が日本に伝来した時期は未だはっきりしていません。「遣唐使として派遣された吉備真備が持ち帰った」と言う説が昔から根強く、囲碁が伝来したとされる奈良時代の前後であることは間違いないようです。ともあれ日本に最初に伝わった将棋は中国を経由したもので、中国・朝鮮・東南アジアで発展したチャトランガであるというのが定説となっています。

日本国内での発展

日本伝来後の将棋は、平安時代に大きく発展し独自性を持っていくことになります。平安時代に発明されたのが8×8マスまたは9×9マスの「平安将棋」、13×13マスの「平安大将棋」です。平安将棋は現在の本将棋の原型である小将棋、平安大将棋は大将棋・天竺大将棋・摩訶大大将棋・大局将棋…と大盤面を使う将棋のルーツになっていきます。

将棋独自のルールである「持ち駒」は11世紀から15世紀の間に発明されたものと言われており、チェスなどのチャトランガをルーツとする盤上将棋とは全く別個の進化を遂げていったことが浮き彫りになります。

江戸時代の将棋

長きに渡る戦乱に終止符が打たれ、太平の世が訪れた江戸時代に入ると将棋は囲碁と共に徳川幕府からの手厚い保護を受けることになります。「将棋所」「囲碁所」と呼ばれる家元制が導入され、名人たちは年1回の江戸城内での御前試合である「御城将棋」で対局するという形で幕府から俸禄を貰っていたのです。

国家単位での保護を受けた将棋と囲碁は急速な発展を遂げ、現代に残る定番の戦法やルールの整備などが進展していきます。幕府による保護は明治維新まで続き、現代の将棋に大きな影響を与えたことは疑うまでもないものと言えます。

明治以降の将棋

明治政府樹立によって将棋所をはじめとする徳川幕府からの保護が受けられなくなり、棋士が将棋だけで生活することは難しくなっていきます。そのため、棋士は合同で連盟を設立し新聞社との提携を模索するなどして、現代の将棋界の運営形態を確立させていくことに繋がっていったのです。

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